ちょっと、遠出して家から片道1時間の距離にある
和泉湯さんに初めてお邪魔しました。
入り口は、フロント形式になっていまして、
「いらしゃ、ましー?」みたいな変な言い方をするおかみさん。
なんだろなぁ???ま、いいやー。
中へ入ると浴室は、小さめですが、ラジウム温泉と書かれていまして、
いろんな効能があるそうです。
洗い場は、1つ1つが、変わった三角形の仕切で、仕切られていて、
変わった趣があります。
湯船に入っていたら、隣にきた爺さんが、
「今日の湯は、ぬるいなぁ。」と、私に話しかけてきた。
私も「初めてなんで、いつもどうなのか、わからないんだけどね。
私は、旗の台から来たんですよ。」そう言ったら、
おったまげていた。「あんたも、好きねぇ〜。」と顔で言っていた。
「今日はよぉ、ボブサップのやつを見るのが楽しみでな。」
そういう老人の笑顔は、素敵だった。
見ず知らずだが、不思議と仲良くなれる。
お風呂って、不思議な空間だよね。
帰りには、蕎麦屋さんで、年越し蕎麦を食べてきました。
そして、家の近くの公園に、子猫が鳴いていたんです。
小さい声で、「にゃーぉ。」私は、コンビニで買ったソーセージを
猫にあげたんです。
この寒空の下で、大晦日だというのに、風呂にも入れず、
年越し蕎麦も食えない。同じ地球の生き物なのに、
可愛そうだ…と思って、あげたのです。
そしたら、むしゃくしゃとかぶりつきはじめたんですねー。
こりゃ、まずい。付いて来られるとまずいと思ったので、
大きいままあげて、「これで、正月は、越せるだろう。
正月過ぎたら、また、優しそうな人が通ったら、
にゃーぉって、鳴くんだよ。」
そう猫に言って、歩いてくる猫を巻いた。
違った世界の大晦日を見たような気分であったぁ。
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