今日、2回目の日記だ。
ここ2,3日暖かかったが、今日の夜になって、
冷えはじめた。
昼間、パソコンで温泉博物館のページ作りをして、
疲れていたので、銭湯に行きたくなり、
新しいところを開拓した。
家の近くに以外や以外、自分にぴったりの
銭湯があったとは…。まさに灯台元暗しだったぁ〜。
名前は、『新井湯』。
大井町線の荏原町駅の改札を出て、
線路を渡り、旗岡八幡神社の境内を過ぎたところの路地を
左に曲がり、坂を下ったところを右に。
すぐ左にある銭湯だ。丁度、文教大学の付属女子校のすぐ隣だ。
中は、至って古〜いタイプの銭湯だが、
そんじょそこいらのとは、ちと違う。
というのは、東京に居ながら、温泉の湯治場を
思わせる様な感じなのです。
柱や洗い場へ出る扉一つ一つが、湯治場みたい〜。
湯舟は、3つあるのですが、どれも小さい。
その1つは、昔、子供用に作ったのでしょう。
大人が丁度、腰湯になる状態です。
湯の温度も丁度良い。鼻歌が出そうになるとは、
こういう感じなのですね。
私が、入っていたときに、お客さんは1人でしたが、
暫くして、おじいさんが入ってきました。
私が腰湯に浸かっていると、「失礼〜」と言って、
はしっこに小さくなって、入ってきました。
するとそのおじいさん、「あなたは、若いんだ、
どうぞ、足を伸ばして下さいな」と言うのです。
私は、『いえいえ、おじいさんこそどうぞ〜
ここのお風呂は、良いですねぇ〜』と話はじめました。
小さい頃の銭湯の記憶が今、よみがえった様な気がします。
昔は、知らない人でも、お互い気持ちよく入ったものです。
それが、江戸っ子。相手を察してあげる気持ちをいつも
持っていたものです。
最近は、何故かてやんでぃ〜の感覚が多い東京ですが、
久々に懐かしい江戸っ子の方と、一緒に入れて幸せな
気分になれました。
おかげで、のんびり1時間30分も入っていました。 |